長い夢

□タイトル未定
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いつもと変わらない朝

いつもと変わらない学校

いつもと変わらない一日

そんなつまらない毎日は

今日で最後…

だって私は今日…



「クスクス…
あいつまだ学校来てるんだ…」

「本当気持ち悪いよね…」

学校に着けば聞こえる

女達の低能な会話

「お前まだ学校来てたのかよ!!」

「いい加減辞めろよ てめぇがいると目障りなんだよ!!」

廊下を歩けば降り注ぐ 男達な意味のない怒鳴り声

―ガラッ―

教室に着けば落書きだらけの机 その机の上には菊の花

そして
ひそひそと話すクラスの奴ら

「お前さ…
俺達の視界から消えてくれよ」

「いいよ…消えてあげる…」

そのために来たんだから…ね?

「はぁ?お前何言って…」

私は今ここで消える

自分で自分を刺して…

「サヨウナラ」

―低能な人間達―

あぁ耳障りな悲鳴が聞こえる
でもこれで全てが終わった

目の前が真っ黒に染まっていき 私の意識はそこで途絶えた。
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