黒バス夢Book
□友達以上のその先は
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「…だーーーー!わっかんねぇ!」
若松の声が教室に響く。
定期試験を翌週に控えた放課後の教室。
私は担任の先生から若松の勉強を見るよう言われたのである。
「お前ら仲良かったろ?それに笹原は成績もそこそこだから」
そこそこ…
そこはもっと他の言い方があったのではないかと思いつつも引き受け、今に至るのである。
その理由は、もちろん
私が若松の事を好きだから。
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