黒バス夢Book
□帰り道。
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自主練が始まると各々シュート練をしたり、部員同士でワンオンワンしたり。
今日は小堀先輩は、笠松先輩とワンオンワンをしている。
「凄いディフェンス…迫力あるなぁ」
いつも優しい小堀先輩だけど、試合中では全く違う。
その姿を目で追うようになり、私は次第に惹かれていった。
「…やっぱり、笠松には敵わないな」
「小堀こそ、本当やりづれーよ。またディフェンスの腕上がったんじゃねーか?」
そう笑い合う2人は本当にいいチームメイトなんだな、と改めて思う。
自主練も21時までの規定で、残っていた部員は各々帰る支度を始める。
その間にマネージャーである私は体育館にモップ掛けをする。