SHORT-STORY

□瞳の奥
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「恭弥…ごめんね、
私は…恭弥の彼女になんか、なれないの…」







どうして泣くの?






「私、そんなに強くない…
人が殴られている所を平気で見ていられるほど…
強い人間じゃないの!」






違う、愛実。



僕はキミを守ろうとしただけだよ。










「恭弥は好き、でも…
一緒に居られない…!
私、耐えられない…!!」








「愛実っ!」









キミを守りたかった。








それだけの事だったはずなのに、







僕は……










最低だ……






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