SHORT-STORY

□パラレル
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「なっ、何だ!
この煙りは!?」


「おい、餓鬼!
何しやがった!」








男達が騒ぎ始める。







煙りの中にはずいぶんと大きな影があった。







「やれやれ…」






「…!その声…!」






「誰だあ?テメェ」








「…だいたいの状況は理解出来た。
大方、子供の頃の俺が何かして、愛実を困らせているってところだろう」






「ランボ…」







「何でもいい、その男をやっちまえ」






中心人物が口を開く。




同時に男達は影に向かって走り出した。








ダン、ダッ…

ドス…







「くっ…」



「ぐはっ…」







両手を押さえていた男が声をあげて、

倒れ込んだ。







煙りが消える。






「お怪我は?」





「ランボっ!!」







砂で汚れた服を掃いながら、にこと笑う彼。








女の子…愛実はホッと胸を撫で下ろした。







「いつもギリギリで助けてくれるよね、ランボは」






嬉しそうに笑ってみせる。







「愛実を守るって決めてますから。
今も、未来も」






彼の手がそっと愛実の頭に乗せられた。








*End*

文才なくて…
すみませんでした;
拍手内リクエストより
ランボ夢でした。


2008.5.22
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