SHORT-STORY
□七色の宝石
1ページ/8ページ
「リボーン。
今日くらい、休んだら?」
「ほっとけ」
私…愛実は静かに溜め息を吐いた。
「無茶して…」
「何言ってやがる愛実。
お前に比べたら俺は、頑丈に出来てるぞ」
リボーンは帽子を被り直し、
ジャケットに袖を通した。
「はいはい。
気をつけてね」
「午後には帰るからな」
「いってらっしゃい」
私は、リボーンにずっと仕えてる人間。
ボンゴレとは直接関係を持たないけど、
リボーンに才能を評価されて、
今、一緒にいる。
別に恋人同士とかじゃないの。
ただ、
私が仕えてるだけ。
いわゆる、秘書みたいな感じかな。
リボーンは毎日のように仕事をこなしてる。
だから、
彼の体が心配だった。