ちょこっと図書室
□自分の技について本気出して考えてみた
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ブイモン「はぁ〜…」
アグモン「あれ?ブイモン溜め息なんて吐いて、どうしたの?」
ブイモン「思ったんだけどさぁ…みんな火噴いたり出来るじゃない?進化しなくてもある程度戦えるのって羨ましいよ…」
アグモン「あはは、何言ってるのさ。ブイモンだって戦えるでしょ?」
アグ「戦う?喧嘩か!?」
アグモン「違う違う」
ブイモン「みんな色々な技あって良いなぁって話」
アグ「技ぁ?そんなものなくたって拳が握れれば問題ないぜ!」
アグモン「うん、それはアグくらいだね。ええっと例えば、僕だと《ベビーフレイム》がある」
アグ「俺はそれと《ベビーバーナー》が使えるな。よし、他の奴らにも聞いてみようぜ!はい、全員集合〜!」
ギルモン「ぎる?」
ガムドラモン「何だ何だ?」
シャウトモン「まーた変なことでも思い付いたのか?」
アグモン「えーっと、カクカクシカジカ…て事なんだけど」
シャウトモン「ふーん、自分の技についてねぇ…」
ブイモン「やっぱりシャウトモンも火吹いたりするの?」
ギルモン「僕火吹けるよ〜!《ファイアーボール》ッ!!」
アグ「うわっちっ!!?何で俺に向かって吹くんだよ!?」
ギルモン「…てへ」
アグ「おいっ!?」
シャウトモン「俺は火は吹かねぇが、《ロックダマシー》って火の玉なら出せるぜ?」
ブイモン「火の玉…カッコいいなぁ〜」
ガムドラモン「俺っちはそう言う何か飛ばしたりなんかする技無ぇけど?」
ブイモン「でも《ジャックドハンマー》とか《ファイヤーボルテクス》とか超強そうじゃん!!」
ガムドラモン「そ、そうか?何か照れるぜ///」
アグニモン「俺も腕から火出したりとか出来るぜ!!」
アグモン「あ、拓也だ」
アグニモン「違いますぅー!アグニモンですぅー!!」
シャウトモン「ああ、一人だけパートナー隣に居なくて悔しいから自分が出てきたか」
アグニモン「く、悔しくなんか…寂しくなんかないやぁーいっ!うわぁぁあああん(泣)」
アグモン「…で、何の話してたんだっけ?」
ブイモン「あ、拓也の事あえてスルーなの?」
シャウトモン「確か、ブイモンが技がどうたらって話だろ?」
アグモン「そうだそうだ。ん?そう言えば、肝心のブイモンの技まだ確認してなかったね?」
ギルモン「ブイモンは火吹かないの?」
ブイモン「うん。使えるのは《ブンブンパンチ》と《ホッピングキック》と《ブイモンヘッド》の3つ」
シャウトモン「そんじゃブイモン、一個ずつ見て行こうぜ。アグ、そこ動くな」
アグ「俺サンドバック!?」
ガムドラモン「いっけー!ブイモン!一発かましてやれー!」
ブイモン「わ、分かった…それじゃ…《ブンブンパーンチ》っ!!」
アグ「っ!………あれ?」
ブイモン「こんにゃろ!こんにゃろ!こんにゃろォ〜!」
ギルモン「ブイモン頑張れ〜」
シャウトモン「…あれで全力なのか?」
アグモン「うん、そうみたい」
ガムドラモン「ポコポコって効果音が聴こえる…また偉い可愛らしい攻撃だな…おーいブイモーン、次の攻撃行こうぜー?」
ブイモン「ゼェー…ゼェー…ゼェー…わ、分かったぁ…ふぅ……じゃあ次、《ホッピングキック》っ!え?うわぁぁあっ!!?」
シャウトモン「腹の肉に…跳ね飛ばされただと…!?」
ガムドラモン「アグ…どんな腹してんだよ」
アグ「おいおい、大丈夫かブイモン?」
ブイモン「な、なんとかぁ〜…」
アグモン「次の技が最後だね」
ガムドラモン「よっし!最後はガツンと決めろぉ!」
ブイモン「…うん!うぉぉぉおおおおーっ!!必殺…!《ブイモンヘッド》ォー!」
アグ「うおっ…!?」
シャウトモン「お?やったか?」
ギルモン「“ゴチーンッ!!!”て凄い音したね〜」
アグモン「…あ、やっぱりダメみたい」
ガムドラモン「は?」
アグ「あ〜、イタタタっ、ビックリしたぁ」
ブイモン「…きゅぅ〜…」
ガムドラモン「あちゃー、すっかり目回してらぁ」
アグ「最後のは良かったと思ったんだけどね〜」
シャウトモン「相手が石頭だったからな。けどよぉ、ぶっちゃけ…」
マサルダイモンが居る時点で、技の強さなんか関係ねぇだろ?
アグモン「それ言っちゃったら元も子もないよね」
ガムドラモン「もうどうでも良いからコイツをなんとかしてやってくれ」
ブイモン「ピ、ピヨモンがピヨピヨぉ〜…」