稲妻11.
□年下の彼で5題
1ページ/6ページ
「なまえ先輩!」
『ん?どうしたの?立向居くん』
「その…吹雪先輩となに話してたんですか?」
『へ?ああ。勉強教えてもらってたんだよ。世界大会終わったらなんだかんだで日常に戻るじゃない?だから、一応備えておかなきゃって』
「勉強…ですか…」
『うん。白恋中は雷門より少し進んでるみたいだから助かっちゃった』
「やっぱり、俺が年下だから…」
『へっ?』
「俺がなまえ先輩と同い年だったらな…」
『た、立向居くん?』
「あっその、す、すいません変なこと言って!忘れてください…!」
『う、うん』
「…でも、なまえ先輩」
『なあに?』
「その…お風呂上がりに吹雪先輩の部屋で二人きりって…その、どうかと思います」
『えっそうなの?』
「はい…俺が吹雪先輩だったら、ちょっとまずいですね」
『そうなんだあ…(やっぱりお部屋に押しかけるのは迷惑なのかなぁ)』
「そうですよ(理性、持ちませんよ…!)」
『じゃあ明日から控えようかなあ』
「はい!えっと…でも、そのかわり…」
『ん?』
「お、俺なら全然歓迎なんですけど…どうですか?」
1.俺、努力しますから
(へ?でも立向居くん一年生…)
(お、俺!先輩に教えられるくらいたくさん勉強しますから!)