稲妻11.
□もどかしい君達、早くくっついて!!
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『はははは半田くん、これ、もしよかったら…！』
「え…っあ、ありがとう！」
『いっいえいえ！調理実習で作ったクッキーなんだけど…あんまりおいしくないかも…』
「そっそんなことない！」
『えっ？』
「みょうじさんが作ってくれたものなら、俺…！」
『はっ半田…くん…！』
これなんていう少女漫画？
いつも半端半端なんて言ってからかっていた半田に春がきた。相手は同じクラスのみょうじなまえ。毎日微笑ましいくらいの初々しすぎる恋愛を繰り広げているこいつらが、まだ恋仲じゃないというのだから驚きだ。
「マックス！俺今日きょどってなかったか！？みょうじさんの前で変なこと言ってたりしてなかったか！？」
「きょどってなかったと言ったら嘘になるね」
「うわあああマジかよ！最悪だ…嫌われたかな…」
「それはないでしょ」
「そうかな…みょうじさんかわいすぎて、俺、おかしくなりそうでさ…うまく喋れないんだ」
「…………」
『マックス！』
「うわあっ！いきなり飛び出してこないでよ、みょうじ」
『部活終わった！？ねえねえ部活終わった！？』
「終わったよ」
『一緒帰ろう！』
「はいはい」
『わー！今日私きょどってなかった！？半田くんの前で変なこと言ってたりしてなかった！？』
「……はあ」
『なにそのため息！マックス真面目に聞いてよ！』
「はいはい…」
『はうあ…半田くんかっこよすぎて、私心臓がきゅううってしまるの、どうしようマックス…』
「ほんと、早くどうにかしてよ…！」
もどかしい君達、早くくっついて!!
（見てるとイライラしてきて虐めたくなる）
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積もる雪、消える雪 様よりお題お借りしました◎
マックスは半田のオカンポジションだと萌える