the basketball which kuroko plays

□コンビネーション
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「…なんでお前が俺ん家いんだよ」


「なんでって…なんとなく?」


「なんとなく?っじゃねーよ!不法侵入だぞオイ!」


火神大我が部活から家に帰ると、何故かそこに青峰大輝がベッドに寝っ転がっていた。


「ンな細かいこと気にすんなよ…」


「細かくねーし!そもそも、なんで俺の家知ってんだよ!?」


「テツから聞いた」


その瞬間火神は、黒子がテヘペロ☆と言っているのが思い浮かんだ。


自分で想像しておきながら、ムカついたので


「黒子、マジで明日覚悟しとけ…!」


と復讐を誓った。


「なぁ、お前…なんか食いもんだせ」


よっこらしょと起き上がった青峰は立っている火神に命令した。


「勝手に人ん家来といて食いもんだせとかどんだけ横暴なんだよ!」


死んでも出すか!と怒っている火神。


すると


「あ、そ。なら、しゃーねぇな」


青峰はそう言って立ち上がり、火神に近づく。


「?なんだよ?」


案外簡単に引き下がった青峰を、火神は不思議そうに見ている。


その間にも青峰は火神に近づき、目の前に来た。


少しだけ背が高い青峰を少しだけ見上げる火神。


「?」


片眉を下げて青峰を見つめる火神。


すると、青峰は火神の手首を掴み壁に押しつける。


「なっ…!なにすん…」


「お前食べるからいっか…」


「はぁ!?マジ意味わかんね…」


青峰はため息を吐きながら火神に顔を近づける。


「おめぇが食いもん出さねーからいけねぇんだろうがよ」


んじゃ、いただきまーすと言って青峰は火神の唇を食べるように口を開ける。


「ちょ、ま…」


口同士がくっつく…という時


「火神くん、忘れ物ですよ」


ドアを開けて黒子テツヤが入ってきた。


「あ?テツじゃねぇか」


そのままの状態で目線だけ黒子を見る青峰。


「く、黒子…Help me……」


思わず英語になる火神を見て黒子はフッと笑う。


「青峰くん、僕も混ぜてください」


「………マジで?」


「おう、いいぜ。んじゃ、俺がコイツ押し倒すからそっから参加しろ」


「はい、青峰くん」


「何意気投合してんだ!つか、参加するってなんでだよ!?明らかにおかしいだろ!?…ってうわぁ!ちょ、青峰!!なにすん…っあ、黒子やめっ…!んぁ…あ、青峰!そこはぁっ、ぁあ!!」


こうして、火神は(顔と腹が)真っ黒コンビに美味しく頂かれましたとさ。





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