the basketball which kuroko plays

□バニラシェイク
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「あぁ、つっかれた」


マジバーガーのいつもの窓際の席に着く火神大我と


「そう、ですね…」


その真向かいに座る黒子テツヤ


二人のテーブルには、山のように積まれたチーズバーガーと一本のバニラシェイク


「火神君は相変わらずよく食べますね」


「ん…?ほおか?」
訳:ん…?そうか?


「はい」


火神はチーズバーガーをこれでもかというほど頬張り、黒子はバニラシェイクを一口啜る


「黒子はよく、シェイクだけで足りるよな」


飲み込んだ火神が黒子に話しかける


「シェイク…好きですから」


「それ理由になってなくね?」


なんて普段通りに会話を交わす


「美味しいですよ、シェイク。火神くんも飲みますか?」


ストローの口を火神の方に向ける


「おぉ、サンキュ」


火神はそれを受け取りシェイクを飲む


「ん…うまいな」


そしてすぐシェイクを黒子に返す


それを受け取った黒子はストローの先をじっと見つめる


「?どした?」


火神は首を傾げる


黒子はストローに口をつけバニラシェイクを吸う


そして…


「火神くんと、間接キス…できました」


「んなっ!?」


あまり表情は変わらないが心なしか嬉しそうな黒子に、顔を真っ赤にする火神


髪の色のように温度差がある


「…たまには、こういうのもいいでしょう?」


黒子そう言うとさらに顔を紅くする火神


それを見て『今日は襲ってやろう』と思った黒子だった





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