the basketball which kuroko plays

□バカ
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「黒子っち〜!」


そう言って、黒子テツヤに抱きつくのは、黄瀬涼太


黄瀬は黒子にとても懐いている


「黄瀬君、暑いです」


黄瀬が夏なら、黒子は冬


そんな正反対な温度差がある二人


離れてくださいとやんわりと押し返す黒子


その行動に頬を膨らます


「別にいいじゃないっッスか〜!黒子っちのケチ!!」


プンプンと言いながら、余所を向く


黒子は黄瀬を見てため息をつく


「...面倒ですね」


黒子はボソッと呟く


「ヒドッ!!」


黒子の言葉が聞こえたのか、くるっと振り向く


「なんなんッスか?反抗期ッスか?」


黒子の顔を覗きこむ


「うるさいです」


顔を逸らす


黄瀬は自分より背が低い黒子を包み込む


「黄瀬君...あついで―」


「好きッスよ」


黒子の耳元で囁く


その言葉に黙る黒子


そして、段々紅くなる黒子の顔


「黄瀬君...」


しょうがないから、素直になってみましょうか


黒子がそう思った時


「...昨日は、あんなに素直に感じてくれたのに」


黄瀬の発言でイラッときた黒子


「死んでください」


その言葉と共に、黒子が消える


「あれ?」


黄瀬が見渡すと、黒子がだいぶ先の方に居る


黒子が消えた理由...


黒子が得意のミスディレクションだ


「え...ちょ!!ミスディレクションやめてええええええええ!!!!!」


黄瀬は黒子のあとを必死に追いかけたのだった











<あとがき>
このサイトでは初です。
昔、まだ黒子攻めに目覚めてない時に書いたやつです。
ちなみにこの話、黄瀬と黒子のデュエットキャラソンを聞いて、黄瀬君の「ミスディレクションやめてえ!」というセリフを聞いたとき思いつきました。
こんな感じだったらいいです。




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