side-JADE
□すごくこまるんだ
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=おまけ=
(俺、すごい頑張った…誰か褒めてくれ…)
本能との戦いに、ボロボロになりながら勝った理性。
何とか無事に朝を迎えて、目を覚ましてパニックになるヒロインちゃんを宥めて、
平謝りする彼女を家に送り届ける。
車中で昨夜の事を尋ねてみると、まったく記憶にないらしい。
それを聞いてどっと疲労感に襲われる俺。
「昨日散々俺を困らせて…責任取ってくれないかな」
そのまま路肩に車を停めると彼女を抱き寄せ、衝動的にキスした。
ヒロインちゃん、目を白黒させてたけどそんなの知らない。
唇を離し、耳元で囁く。
「じゃないと、今度は俺がキミを困らせちゃうからね」