11/06の日記

20:42
物忘れ
---------------



イゾウ「テルア」

テルア「……おやイゾウ隊長。また見るからに機嫌悪いですね?」


甲板で洗濯物を干していたテルア。
今日は快晴で、風も気持ちいい天気。
洗濯物などすぐ乾きそうだ。
…だが大量にあるので、正直傍から見たら骨が折れそうな状態。

そんな時にイゾウがやってきた。それはもうテルアの言うように不機嫌な顔をして。


イゾウ「何してんだこんな所で…?」

テルア「…見てわかりません?」


不機嫌な顔を笑顔で返すテルア。
笑顔でいて少しでも不機嫌を直せたら……と思うが、返って倍増する時もある。

そしてそれが今なのか、イゾウはテルアの耳を引っ張った。


テルア「ッッ痛い?!ぃいイゾウ隊ちょ…っ」

イゾウ「昨日言ったよなァ?
ーー俺の部屋に、昼頃来いって」

テルア「耳元で喋っ………て、え?」


耳を引っ張りながらこちらに引き寄せ、耳元でそう言ったイゾウ。
くすぐったい感じに内容をすぐ理解出来なかったが、次第に内容を頭で巡らす。

……そして時間はかかったものの、晩ご飯の時にそう言われてたのを思い出したテルアは、あっ……と声に出す。


テルア「あ、あははは……っ」

イゾウ「笑って誤魔化すな」

テルア「はい……」


その後、罰として一日こき使われたテルア。
イゾウ隊長は人使いが荒い…と、きっと今日の日記に記されるだろう。


(そういや日記にも書いてなかったなぁ…、うっかり……)

(おいテルア、早く来い)

(はい……って、そういえば用事は何だったんですか?)

(…お前の着付け)

(………。 自分、着せ替え人形じゃないですよ?)

(ーー不満か?)

(っっ?! 耳元で喋られるのが不満です…)


(仲いいなーあいつら)

(夫婦かっつーの)




前へ

日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ