短編
□我慢することは大切
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いや、でもさすがに最近は少し自重してるつもり。
ちょっと迷惑なのかなって‥
「お待たせ。ごめん待ったでしょ?」
「ううん大丈夫!」
いつもなら私は俊の背中に飛びつく‥んだけど今日は我慢。
我慢して腕を組むだけという選択をした。
「‥え、華奈‥?」
「ささっもう帰ろう」
「あ、えっと‥うん‥」
「どっか寄りたいとこあるの?」
「いや、特にはないけど‥」
「俊ん家行っていい‥?」
「あぁ」
やっぱり飛びつきたい。
もう今すぐにでも飛びつきたい。
嗚呼もうヤバい、我慢しろ自分!!
「華奈?」
「ふえっ?!」
考え事していた自分目の前に俊の顔があった。
「な、なに?」
「いやなにって俺ん家ついたよ」
「じゃあおじゃましまーす」