Love and Tire
□虹〜それはやっぱり君でした〜 1章
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あれはそう、まだ俺たちが高校生だった頃かな…
幼なじみの3人でいっつもバカやっててほんと楽しかった。
「あ!」
「どしたの?」
「また俺のギターがなくなってる」
「ふふ、また?じゃあきっとあの場所だね」
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「おいこら、あいばか!」
「Σ!?ニノちゃん…」
「なんであんたはいっつも拗ねたらここにくるの!」
「だって…ニノちゃん一緒にご飯食べてくんないから…」
「なんでギターもここに連れてくんの」
「だって…」
「お〜…綺麗な夕日だあ」
いつもきみが拗ねると行ってたあの場所に初めて先回りした日
とってもキレイで大きな夕日が俺たちのことを照らしてた。
何を聞いても「だって」「だって」って口尖らせてる君に
ご飯一緒に食べなくてごめんねって言ってみたら、
「じゃあこっちに来てよ」って可愛い返事が返ってきたっけ。
3人の繋がった影が怪獣みたいに見えるってはしゃいでた君と
ずっと一緒にいるんだってあの頃はそう思ってた。
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