Love and Tire
□12月のリング
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5分遅れ向かいの通りかけてくる・・・
信号待ちで手をあわせ「ごめん」の合図をするニノ
「あッ・・・」
手袋してない・・・
そーゆうとこ素直で可愛いんだよなあ//
「はぁ・・はぁ・・ごめんねっ待った?」
「いや、今来たとこ」
ってゆう恋人同士みたいな会話がしたくて
30分前に来たんだけど・・・(笑)
「寒いなー」
白い雪が降り出しそうな交差点
ぎゅっと手をつないだ
「雪降るかなー」
「初雪かー・・・一緒に見たいね」
「やだよっ寒いし」
とか言いながらほっぺが赤くなってる//
顔赤いよって言ったらまた怒るかな?
「人多いな」
「はぐれんなよ」
もうすぐ君と僕の記念日
握った右手は離さないよ
「あ・・・」
見上げた空に初雪・・・
「ニノ・・・こっちおいで」
「うんっ」
小さな公園のベンチに座る
寒そうに震えるニノは俺にくっついてる
「ニノ、俺を好きになってくれてありがとう」
「んふふ、どったの?急に」
「大好きなんだ」
ニノは急に真面目モードに入った俺を
不思議そうに見つめる
「これからもずっと、一緒にいてくれないか」
俺からの小さなサプライズ
紺色の小さい箱をとりだす
「なに?これ・・・」
「ん・・・開けてみ?」
おそるおそる箱を開けるニノ
「これ・・・」
中から出てきたのはシルバーのリング
「俺と結婚してください」
「・・・え・・」
驚いて笑うかと思ってた
でも・・・ニノの目からは大粒の涙
「ニノ・・・?」
「しょ-ちゃん・・・うれしぃ」
「はははっ!そっか//」
「だいすきだよ」
きれいな涙を流しながら
まっすぐ俺の目をみて微笑む
なんて可愛いんだ・・・
なんて綺麗なんだ・・・
ぎゅっ
「んふふ、翔ちゃん苦しいよぉ」
「ごめんっ・・もう離せねぇ・・」
気がついたら泣いてた
大好きすぎて、涙がでた
「翔ちゃんは俺がいなきゃダメだねっ」
俺の涙をふきながら笑う俺だけのお姫様
ちゅうっ
「大好き」
ちゅっ
「愛してる」
ちゅうっ
「好きだよ」
キスの雨をふらしながら
いろんなコトバで愛を伝える
「ふふっ俺も//」
「一生俺と一緒にいて」
「一生翔ちゃんの隣にいるよ」
真っ白に染まる公園
世界中に2人しかいないみたいな
静かな静かな夜
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