Love and Tire
□アナザーワールドイズマイン
1ﾍﾟｰｼﾞ/1ﾍﾟｰｼﾞ
「このヘタレが」
世界で一番おひめさま 分かっているから お前は俺の嫁
その一
「そういえば髪切った？ 少しだけ撫でてやる」
「触んなばか」
その二
「新しい靴それ結構 いいね」
「それはどうも」
その三
「もう！ちゃんと返事してよ！」
「お前の一言には余計な言葉なんていらないだろ」
「あーもうめんどくさいわ」
「それじゃあほら 右手が空いてんだから手を繋ごうか」
「ふんっ//」
そんな強がってることも分かってるさ
だから心配すんな 今日も今日とて かわいいね
不満も文句言うだけ無駄だ それがあいつの全て
そうだ、あいつが欲しがってた服 なんだったっけ……
「翔ちゃん王子のかっこ超似合ってたよ」
ん、なんだよ？ 白いおうまさん？ 仕方ないな
お手を取って メリーゴーランド 今だけはこれで我慢してよ Princess
「んふふ♪・・・ばーか」
「Σ！」
そんな強がってることも分かってるさ
「ばーか」
「へたれ」
「なで肩」
「むだマッチョ」
「・・・そうか そこまで言うなら二、三回小突いてやりますよ 」
世界でお前だけのおうじさま 柄じゃないがでも
満更悪い気もしない
「ニノ、愛してるよ」
「気持ちわる」
これだけ愛されてるお前なら いつかはほら
気が付くと信じてる
「俺の何がわかるんですか」
「ニノ」のこと全て 分かってない 分かりはしない
ハート型のはんばーぐ とろとろたまごのオムライス
冷蔵庫の中眠ったまま こればっかりはため息だ
「せっかく作ったんだから食べてくんない？」
「今おなかいっぱいなの。まあ・・・あとからね」
そうだお前はやれば出来る だから覚悟しておくよ
当然だろ だってお前は
世界で俺だけのおひめさま ちゃんと見てるから
「こんな人が多いとこ・・・はぐれちゃうかも」
どこかに行くなんてないさ
「大丈夫だよ、ずっとそばにいる」
たまにはそっと傍で抱きしめる
「しょうちゃ・・・」
「・・・//轢かれる 危ないよ」
やっぱちょっと照れて隠す
……俺の方に惹かれるだろ？
「にやにやすんな！」
「・・・すいません」
「・・・//翔ちゃんのくせにドキってさせんな」
「え？」
「なんでもないッ//」
えんど