Honey Jiro Book

□悪趣味な彼の観察
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裸に剥かれて、両腕を後ろで縛られて、脚を大きく開かされて、色々モロ出しな状態で俺は今ベッドの上にいる。
俺をそんな格好にした張本人は、俺の脚を開きながら、内腿をさわさわと撫でている。
かれこれ一時間も。

「あ、このコンビの漫才好きやねん」

ベッドの向かいにあるテレビでは、芸人達が次々と現れ自慢の芸を披露する様子が流れている。しかし彼は漫才を見る様子もなく、脚を触る手を休めずこっちを見ている。お笑いはそんなに興味が無かったので、俺を眺めている彼を見ていた。
彼の手が俺の敏感な部分のギリギリを触る。俺の身体は期待して、ぴくぴく痙攣する。でも触ってもらえない。それの繰り返し。俺のちんちんはさっきからどうしていいか分からないみたいで、勃ちかけたり、萎えかけたりを繰り返している。可哀想な俺のちんちん。
彼は俺に優しく微笑みながら、ずっと俺の内腿を撫でている。ずーっと。
お願いするように熱の籠った視線を向けても、大袈裟に感じている振りをしても、彼はただ 

「かわええ」

って言うだけだった。

天気は良かったはずだけど、外を見てもあまり綺麗な星は見えませんでした。
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