Honey Jiro Book

□FUTON
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「ん〜…」

すやすやと眠るジローの寝顔を見つめていた。
その頬に、優しく口づけをする。

「へへ…」

ふわふわの金髪を撫でると、ジローは薄らと微笑む。
たまらなくなり、口づけを繰り返しながら服に手を入れてジローの肌を撫でる。

「ふぇ…?」

ジローが気付いて薄目を開ける。

「なっ…んむっ!?」

声を上げられる前に、唇で口を塞ぐ。暴れようとする腕を押さえつける。
大人しくなったと思い、そっと唇を離す。

「何してんの…?跡部…」

ジローは驚きを隠せないという表情で、小声で聞く。
ここは合宿所の俺様の部屋のベッドの中。俺様は布団をすっぽり被って眠っているジローの隣に潜り込んでいた。

「久しぶりだな、ジロー」

「昼間も会ったC〜…。なんで一緒に寝てんの〜?」

「お前が俺様の部屋に遊びに来て、そのまま寝ちまったんじゃねーの」

「そーだっけ…?ごめんごめん。起きるから」

眠そうな目をこすり、起き上がろうとするジローを抱き寄せて止める。

「いいじゃねーの。ゆっくりしていけよ」

「え〜、でも…」

渋るジローを自分の胸に埋める。ジローは大人しく俺様の胸に収まった。ジローのふわふわの髪を撫でる。
厳しい合宿の中ではジローにこうして触れる機会がなく、俺様はジローの感触を確かめるように撫でる。

「…へへ、久しぶり。景吾」

「ああ…」

見つめ合い、布団を被ったまま唇を重ねる。

「ジロー…」

「ん…」

舌を絡めようとすると、ジローが顔を背けた。

「…部屋の人たちは?」

「もう真夜中だぜ?寝ちまったよ」

「あ…」

強引に唇を奪い舌を絡める。

「ん…は…」

ジローが顔を赤らめて俺様の唇を受け入れる。
その顔にたまらなくなり、ジローの背中に手を這わせ、首筋にも吸い付いていく。

「あっ…だめだよっ…」

「アーン?」

「みんないるのに…」

構わずジローの身体を撫で回す。

「お前が声出さなきゃバレねえよ」

「起きちゃうよっ…やっ…」

「声抑えろ」

ジローを押さえ付けて服を脱がしていく。

「っ…!」

「アーン?しっかり勃ってんじゃねーの」

「だって…久しぶりだもん…!」

「ククク…可愛いやつ…」

ジロー自身を優しく握ってやる。

「ふ…!」

ジローは口を押さえ、必死に声を抑えている。

「布団…汚しちゃう…ん…!」

「んな事気にしなくていい。俺様が全部なんとかする」

「あっ…!ん…へへ…」

自信に満ちた顔でそう言うと、ジローは少し笑顔になって俺様の首に抱きついた。
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