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□好きって言ってみせるから。
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「だぁーんなぁ。」
今日はよく晴れた日曜日。
俺は1人で甘味処にいた。
そして、大好きな団子を頬張り幸せ気分だったのに…
「なんでくるんだよ」
「旦那ひでぇなぁ。俺達姉上公認の恋人じゃねぇですかぃ。」
「誰と誰がだっ!ふざけな。なんでヤローとそんな関係にならなきゃいけねーんだよ!」
目の前にいるのは
泣く子も黙る真選組一番隊隊長
沖田総悟。
こいつ…
こんな真っ昼間に仕事ほったらかしてサボりたァ。
また、土方に怒られるぞ。
でも…
ちょっとだけ、嬉しいっていうのはここだけの話。
「おばちゃん!俺にも団子下せぇ」
そう言って俺の座っているベンチに腰掛けた。
「旦那ぁ、聞いてくだせぇよぉ」
「んー?」
「この前土方さんがね…」
また、土方の話かよ。
チッ。
心の中で舌打ちをした。
どうして沖田くんは
土方しか見れないのかな。
俺はいつだって
沖田くんの側にいるのに。