目を剥いて掛けた話

□第7話 ドジから不運
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前回の復習

マリーが自己紹介をした。

はい終了。


では続き、いってみよー。


「しかしキサラギの加入はあいつにとっても悪いことじゃなさそうだな」

「だね。なんだかんだですごい嬉しそうだし」

「え!?そうなんですか?ど……どこらへんが……?」

『ほら、マリーお気に入りのマグカップ……ってのはあの動物の絵があるやつなんだけど、それを二個用意してるだろ?私らには使わせないやつだから、あれはきっとキサラギ用だな』

マリーが準備したお盆の上には、無地のマグカップが三個、ファンシーな動物の絵がプリントされたマリーお気に入りのマグカップが二個乗っていた。

「あ……」

『な?嫌われてなかったろ?』

嫌われてるんじゃ……

とか言ってたからこれは嬉しいことこの上ないんじゃないだろうか?

「そうですね!」

そのようで。


まぁ、仲良くなれそうで良かった……

「ちょっと心配してたけど予想以上に打ちとけられそうだねぇ。やっぱり女の子同士っていうのがいいのかな!これまでにない華やかなーー」

『カノくーん?』

はい、そこ。

カノくーんとかキモッなんて思わないでね。


というより、私ちょっと加減せずに殴るの難しいかも。

キドはあんなに可愛い女の子であるというのにあのバカノめ。

テメェの目は節穴か!?

ゲフンゲフン。


少し取り乱してしまったな。

「あ……」

気づくのが遅い。

さすがバカノといったところか?

まぁ遅いも何もないか。

「そうだなぁ……俺はまぁこんなんで、女の子らしさってやつの欠片もないしな……いや、悪かったなぁおい……!」

ほら〜!

キドが怒ったよ。

可愛いから別にかまわないんだけどね!





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