目を剥いて掛けた話

□第4話 ちょっと提案
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はいどうもこんにちは。

ただいま笑い堪え中です。

めっちゃツライ……

ということで前回(の後半)の概要。


キドが新人を連れてきたのはいいんだけど人違いだった。

っぽい上にカノが私達の活動を喋っちゃった。


で、キドの顔が青くて、カノがクスクス笑っていて、新人さんがどうしたらいいんだろうって顔してる。

私は最初にある通り笑いを堪え中だ。


いやホントツライよ。

笑いたいのに笑えないとか。


「お前!!なんで人違いだと知ってて全部話した!?活動の話までしたらこいつを帰すわけにはいかないだろ!」

なんで話したかはカノがキドのその慌てっぷりを見たかったからだよ。

「いやいやだってそれはキドが早く説明しろってうるさいからじゃん」

『人のせいにすんなよ…』

「だって事実だし」

『あーハイハイ』

まあ私も面白がったから同罪か。

すまないな、キド。

「あ〜あ、やばいね、すっごい面白いよこのーー」

喋っている途中にキドはカノの頭を殴った。

やり場のないこの怒りをカノへ、みたいな?


そんなことを考えていたら、キドに慌てたような怒ったような顔を向けられた。


新人さんが私の前にいるから、新人さんからしてみれば自分のことを見たと思うんだろうな。


「あ……あの「はぁ……あんた名前は?」

「え?」

キドはカノの隣に腰掛けた。

「名前だよ名前。俺はキドっていう。こっちの浮かれ面はカノで、あんたの後ろにいるのがクオだ」




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