アオハライド
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陽一side
俺は親からまりかたちの乗った車が事故にあったことをきいた瞬間病院まで走っていた
陽「すっすみません!!
笹山まりかの病室はどこですか!!」
「笹山さんは
3階の502です」
陽「あっありがとうございます!!」
そしてまた走る
「ちょっ、病院で走らないで下さい!!」
そんな看護師さんの言葉も無視して病室まで走る
ガラッ
まりかの病室につき
大きな音を立ててドアを開ける
陽「まりか!!」
まりかの部屋は個室で誰も居ないせいか静まり返っていた
その中でぽつんとベットに座って窓の外を見ているまりか
『・・・よーいち?』
名前を呼ばれて俺はゆっくりまりかに近づく
陽「よかった〜
無事だったんだな」
ところどころに包帯は巻いているが骨折とか重症なところはなさそうなまりかの姿を見て俺は安心して笑顔になる
そしてつい嬉しくてペラペラと話す俺はこの後すぐに後悔する
陽「事故ったって聞いたときは心臓止まるかと思ったよ
でっおじさんとおばさんは?」
よくよく考えてみればあの時まりかの元気の無い顔を見れば状況はだいたいわかったハズなのに俺はまりかが無事だったことに安心して気づけなかった
『・・・・死んじゃった・・・・』
陽「えっ?」
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