アオハライド

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『ねぇねぇ双葉ちゃん』

双「なんですか?」


小声でまりかさんに話しかけられたから私も小声で返す


『双葉ちゃんは洸が好きなんでしょ?』


その言葉にびっくりする


双「なっ!?
まりかさん気づいてたんですかっ!?」


『そりゃー見てればわかるよ
でさ、あのままでいいの?』


まりかさんの指が差してる方を見れば洸と悠里が楽しそうに歩いている姿がある


双「えっと〜色々ありまして
一応2人とも洸が好きで、どっちが成功しても恨みっこなしってなってるんで・・・」



『じゃあ双葉ちゃんも勝負しかけなきゃっ

ねっ修子ちゃんもそう思うでしょ?』


修「そうですね
私は中立な立場なのでなにもできないですけど」


『そっかーそうだよね
3人は友達だもんね・・・・
よっし!私が双葉ちゃんが入れるようにしてみる!』


双「えっそんないいですよっ」


『ちょっと待ってて
洸〜』


そう言ってまりかさんは洸たちのところに行ってしまった


修「・・・綺麗な人なのに中身は嵐のような人ね」


双「・・・うん」


少しするとまりかさんはこっちを振り返って手招きした
行くとカキ氷屋だった


『双葉ちゃんと修子ちゃんはなに味食べる〜?
私のおごりだよっ』


双「えっ!?いいんですか?」


『いいよー
まあほとんど私のお金じゃないんだけどね』


小「えっ!?じゃあだれのお金なんですか!?」


『旦那のお金〜』


双「!?」


小「まりかさん結婚してるんですか!?」


『そうだよーほら』


そう言って指輪を見せる
みんなその指輪に釘付けになる

小「おーほんとだ
えっじゃあ今日旦那さんは?」


双「ちょ・・小湊君あんまりきいたら・・・」


『?大丈夫だよ
今日はね〜仕事があるから来れなかったんだよね』


小「へーそんな忙しい人なんですか・・・
まあ社会人ですもんね当たり前か」


『そうだね〜』


そのあとそれぞれカキ氷を買ってもらった
食べていると悠里と洸がカップルみたいなことをしている
それにイラッとして見ていたらまりかさんが親指を立てて私の方を見てきた


『ねぇ洸、私もそれ食べたい』


洸「はぁ!?
まあ別いいけど
ほらっ」



『ありがとう
あっカルピスおいしい

ねぇ双葉ちゃんも食べてみない?』


その言葉に嬉しくなる


双「は・・ 洸「こいつはそういうの苦手なんだよ」い」


『えー大丈夫だよね?』


洸「まりかしつこい」


まりかさんからカキ氷を奪って歩いていってしまった


『ちぇっ
双葉ちゃんごめんね』


双「いや・・私が悪いんです・・・」



その後も悠里の女子を発揮しているところをずっと見ている
双「はぁ・・・」




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