アオハライド

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今日は花火大会
夏休み
洸に会える最初のイベント


今は悠里のいつになく積極的な姿に焦りを覚えています・・・



双「はぁ〜」


『あ!洸じゃん!』


気落ちしていると前から聞いた事のある声が聞こえてきた


洸「まりか!」


『よかった〜知ってる人が居て』

双「まりかさん!?」


それは可愛らしく髪をまとめて浴衣を着ているまりかさんだった
すっごくきれー・・・・
てかここに修子いるからこの2人が会うのやばくない!?


『おっ!双葉ちゃんもいるじゃん』


洸「何してんだよこんなとこで」



『いや〜友達と来てたんだけどさ
この人ごみでしょ?
チョコバナナが欲しくてちょっと目を離したらいつの間にかいなくなっちゃってさ』


とりあえず先生がいないことを知りほっとする

洸「はぁ
連絡取ればいいだろ」


『それが〜充電してくるの忘れてたからすぐ電池なくなちゃって連絡できないんだよねー』


洸「・・・お前ほんとドジ」


『えへへーごめんね』


洸「で?」


『ん?』


洸「これからどうすんの?」


『洸たちがよければ一緒に回ってもいい?』


洸「あ〜
ってわけなんだけどみんなどう?」


小「俺は別にいいよー」


悠「わっわたしも大丈夫だよ(でもこの人馬渕くんとどういう関係なんだろう)」


修「わたしもべつに・・・」


双「わたしももちろん大丈夫です!」


『ありがとーみんな!
あっ!てか自己紹介がまだだったね』


その言葉に私はドキッとした


『まりかっていいます!
こんなおばさんだけどよろしくね』


小「えっ!?何歳なんですか?」


『それは内緒。
君達より年上なのは確かだよ』


小「へー」


小湊くんは感心したような声をあげる
すると洸の隣にいた悠里が気まずそうに手を上げてまりかさんに質問する



悠「あのぉー」


『なあに?』


悠「馬渕くんとのご関係は・・・?」


『あぁそうだね
私は洸の幼馴染なの』


その言葉にあからさまにほっとする悠里
その姿を見たのかまりかさんはニヤッとした


『ちなみに!
洸の初恋相手です!!』


悠双「「えっ!?」」


洸「おいっばか!
何言ってんだよ!!」


『えーいいじゃん別に〜』


洸「それは小学生の時の話だろ!!」


小「へー洸ってそうだったのか〜」


小湊くんもニヤニヤとした笑い方をしながら洸を見る


『そうなのー
あっそういえばみんなの名前聞いてない』


小「あっ俺、小湊亜耶っていいます」


『小湊くんね
そちらの可愛い子は?』


そう言いながら未だに放心状態の悠里に顔を向ける


悠「あっ私は槙田悠里っていいます」


『悠里ちゃんね!
えっとー双葉ちゃんは知ってるから〜
その隣の綺麗な子は?』


あ〜とうとう対面してしまった・・・


修「村尾修子です」


『うんよろしくね』


うわっ!まりかさんの笑顔がまぶしい・・



『じゃあ行こうかっ』


洸「お前が仕切るなっ」


そういってまりかさんの頭を軽く叩く洸


『いった〜
洸のバカ!年上を敬え!!』


洸「うるせー
行くぞ」



その合図で皆で歩き出す




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