一冊目
□決闘
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夜9時 高校屋上
私は、女子不良のリーダーとしてあいつとぶつかる。
「レディース・・・潰すの大変そうだな。」
奴が来た・・・青山俊二は、手にナイフを持ち特攻服を身に纏い颯爽と現れた。
私・・・宮本晴美は、奴を潰すため今日まで準備をしてきた。
「来ねぇならこっちからいくぞ。」
突き出された拳を避けて攻撃しようとしたら腕を掴まれ投げ飛ばされた。
「ウゥー・・・ウゥー」
青山は、私の腕を押さえてニヒルな笑顔を浮かべると、唇を塞いだ
「ンーン・・・ンーン。」
甘美な刺激に体を捩らせる
「これ取ったらどうなるかな。」
奴は、私が髪に巻いていたゴムバンドで私の手首を縛った後
さらしをナイフで綺麗に裂いて私の裸体を鑑賞した。
カシャ
静かな屋上に響くシャッター音
「これ流されたく無かったら付き合って。」
そう言ってジャージを投げ渡してくれた。
心には悔しさと嬉しさが残った。