妹主義

□プロローグ
1ページ/1ページ



ここはいったいどこなんだろう…―
つか、この歳にもなって自分が猫になってる夢をみるとは。

にしても、かなりリアルだな…
どうやら、私ことこの猫はかわいそうなことに飼い主に
捨てられてしまったようだ。

べたなことに、雨が降っている。

この夢がリアルという点は、雨独特のにおいや、じめつき
それを今、確かに感じているのだ。

まぁー小説や漫画の中でなら、ここで実はトリップしちゃいました(テヘペロペロ←
的な感じだけど、残念なことにここは現実世界。

それに、私はソファーで寝ていたからきっと
夢をみているだけに違いない。


違うと困る…だけど、よくよく見ると私は猫ではなく
人の姿でダンボールの中に座っている。
普通、ダンボールの中といったら、猫か犬に決まっている(←猫希望の人


どうでもいいことを考えているうちに、道の端から人影が見えてきた。
次第に影は近づき…そして、

私の前で立ち止まった。しかし傘が邪魔で顔はよく見えない。

「俺の家に来ないか?」
「はぁ?(なっなんで…こいつが!?)」
 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ