SAO×バサラ


□幼少期編
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僕(今生の名は茅場 遊羅 読み:かやば ゆら)は保育園児になった。某永遠の悪戯小僧と同じ5歳児だ。

精神年齢は軽く百歳手前とでも言っておこうか。少なくとも、18+5+?だ。前世の歳など言いたく御座らん。

驚きなのがこの間、あまり僕自身の性格が変わっていない事だろう。

そして、猫被りの年季も同じぐらい入っているというのだから我ながらすごいと思う。


それは置いておいて、

今の僕は保育園児(5歳)、兄の茅場晶彦は小学校高学年ぐらいだと認識して貰えていると嬉しい。


それで今、僕が何をしているのかというと、お手伝いさんの瀬良さんに連れられて保育園に通園中です♪


てか、門の前なう。

「それでは遊羅さま。今日も一日楽しく過ごしていらしてくださいね?くれぐれもお怪我なんてしないでくださいね?でも子供は遊んで怪我するものですからいっても仕方がないのでしょうけれど。」

瀬良さんは、茶髪の三十手前なお姉さん。優しいよ? んでもって、ほんわか系の人。ちゃんと僕を気遣ってくれるんだ。


『あははははっ。瀬良さんわかってるね♪でも、僕単体だったら怪我なんてしないように気をつけるよ。いつもありがとうね♪瀬良さん。』


「いいえ、仕事ですから。(単体なんて言葉、どこで覚えたのかしら。遊羅ちゃん、可愛いんだけど不思議な子ね。いつものことだけど。)」

仕事でも、瀬良さんはちゃんと気遣ってくれてるから優しいね。


「あ、遊羅殿ーーー!!!おはようでござるーーーー!!!」

茶髪の男子が元気よく挨拶して、手を振ってくる。

『あ、ゆっきーだ。(叫んだら周りの迷惑だといつも言っとろうに。)瀬良さん、友達が呼んでるから僕、行って来るね♪』


「いってらっしゃいまし。遊羅様。私は家に戻ります。」


『うん!わかった。お仕事頑張ってくださいね〜♪』

僕は可愛らしく見えるように笑って、瀬良さんに笑顔で手を振り、ゆっきー(元気なワンコ)に向かって走った。

タタタタタッ…


「(ああ!マジ遊羅ちゃん天使!本当に可愛い!!!)」


僕が走って行ったあと、瀬良さんが心の中で僕に悶えていたことを僕は、知っている。…可愛くないとかいうなよ?これも立派な処世術の一つなのだから。



 
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