main ー黒バスー

□キセキ赤 1
1ページ/5ページ


帝光中学校文化祭は一年に2回ある

1回目は新学期が始まって少したったころ、一年歓迎+クラス替えして、新たな友人との仲を深めるためのもの

2回目は9月ごろに行う、部活動ごとに競うためのもの


そして、1ヶ月先にその文化祭第二回目が迫っているのだ...



「と、いうことで、バスケ部はどうしようか」

「赤司っち、今誰に向かって話してたんスか?」

「ふふ、読者の方々だよ」

「読者の方々?んー、よくわかんないッスけどわかったッス!」

「涼太は物分りがいいね、それでバスケ部の出し物は何がいい?」

「はい!」

「ん、珍しいね、テツヤが意見するなんて」

「赤司くんの女装喫茶がいいです!」

「オレの女装喫茶ってどういうこと?オレしか働いてないの?何それ凄い疲れる」

「あ、そうですよね、赤司くんだけは辛いですよね、じゃぁ黄瀬くんも入れますので!」

「ごめん、そういう問題じゃないんだ」

「つか勝手に俺を入れないでほしいッス!」

「じゃ、じゃぁ赤司くんの写真展はどうですか!?」

「オレの写真しかない展覧会なんて誰もこないと思うよ?というか、飾る写真どうするの?」

「あ、それは僕の赤司くん秘蔵写真を飾るのでもんだいありません!」

「よしテツヤ、今すぐその写真全部よこせ、すべて燃やす」

「そ、そんな!あれがなければ僕はこれから何をオカズにすればいいんですか!?」

「知らないよ!!」


「赤司、いちいち黒子を相手にしていたら話が進まん」

「それもそうだね...、よし!次の意見を聞こう!」

「はいはーい!」

「涼太か、」

「俺は女装喫茶喫茶がいいッス!あ、でも、紫原っちとか、青峰っちとかは着れないと思うので、メイドさん3人と、執事さん3人、みたいな感じにすればいいと思うッス!」

「うーん...、ダメとは言わないけど、メイド服着るのはテツヤと涼太と真太郎だよ?」

「え!?」

「オレが着るとでも?」

「う、そうッスね...」

「他にいるか?」

「俺が言おう」

「真太郎か、期待できそうだな」

「俺は赤司の今までの成長過程がみたいのだよ!」

「勝手な願望か!というか、見せないよ!?」

「む、残念だ...」

「はぁ...、真太郎だから少しは期待してたのに...」

「はーい」

「敦...」

「え、何その顔ー!大丈夫だよー、ちゃんとした意見だから!」

「そ、そうか」

「んとね、赤ちんの好きなお菓子を並べて皆で食べる!」

「もう人間なんか信用できるか...!」

「えー!なんでー!今までで一番普通じゃーん!」

「はぁ、普通ではあるが、それは誰得だ?」

「おれとくー!」

「だろうな、」

「だめかー...」

「まったく、皆まともな意見を言ってくださいよ!」

「お前に言われたくないのだよ!」

「緑間くん酷いですね...」

「はぁ、残るは大輝か...」

「んー?俺も意見言わなきゃなんねぇの?」

「まぁ、皆一応!言ったしな」

「一応...」

「僕はちゃんとした意見です」

「あー、俺は黄瀬の意見でいいと思うぜ?」

「さすが青峰っち!」

「まぁ、一番まともな意見ではあるが...」

「んで、着る服はバスケで決める!」

「バスケ、か」

「そ、3on3で、負けたチームがメイド服、勝ったチームが執事服、ってわけ」

「大輝にしては良い意見だな」

「褒めてんのかけなしてんのか?」

「褒めてけなしてるんだ」

「あっそ、」

「じゃぁ早速やるッスよ!」

「チームどうする?」

「クジでいいんじゃね?」

「あみだがいいッス!」

「いや別に何でいいけど」

「俺つくっていいッスか!?」

「お、おお」


「涼太はあみだにこだわりがあるんだね」

「変な奴だな」

「ふふ、かわいいじゃないか」

「お前のがかわいいぜ」

「だ、大輝に言われると恥ずかしいな//」

「ん、そうか?」

「滅多に言わないから」

「まぁ、そんないっぱい言っててもどうしようも無いからな」

「テツヤに見習ってもらいたいよ」

「はは、」



「できたッスよ!」

「おー、きたきた、って!線多いな!!」

「え、そうッスか?俺の家では少ない方ッスよ?」

「お前ん家はあみだになんのこだわりあるんだよ!?」

「これは、結果がでるのに時間がかかりそうだな」

「俺に任せれば一分で終わるッスよ!」

「何なんだよお前は!?」

「シャララ☆」

「うぜ!黄瀬うぜ!」

「いくッスよ!シャララ☆」




ー1分後ー

「シャララ☆終わったッスよ!」

「何なのお前、いちいちシャララ☆って言わなきゃダメなの?死ねよ」

「青峰っちは酷いッスねー!シャララ☆」

「うん、もぉいいや、」

「では、結果発表するッスよ!」

「わーわー!」

「ドンドン」

「パフパフ」

「盛り上げ乙」


「まず、赤司っちと俺と緑間っちです!んで、黒子っちと紫原っちと青峰っちのチームッス!」

「何で僕と赤司くんが同じチームじゃないんですか」

「それは運ッスよ」

「俺も赤ちんと同じチームがよかったー!」

「まぁ、良く考えれば、勝てば赤司の女装が見れるし、自分らは女装しなくてすむぜ」

「あ、そっかー!」

「青峰くん、今日はなんか凄いですね」

「今日は、は余計だ」

「よし、赤ちんには悪いけど勝たせてもらうよー!」

「ふ、オレに勝てるとでも?」

「こっちには光と影がいるもーん!」

「こっちには...、................俺がいる!」

「俺もいるッス!」

「俺もいるのだよ!」

「え、だって相手は光と影だよ?しかも敦もいる、強敵だよ」

「う、で、でも赤司っちを負かすなんてことしないッスから!」

「当たり前だよ」



「じゃぁ試合は明日でいいかな?」

「おお!」

「あ、沢山ギャラリーいれましょうよ!前夜祭ならぬ1ヶ月前祭ッス!」

「ゴロ悪すぎだろ」

「ふふ、でも面白そうだね」

「俺、いっぱい連れてくるッスよ!」

「黄瀬くんがやると全員女のコになりそうですね」

「じゃあ男は大輝に頼むか」

「任せとけ!」

「じゃぁこれで解散だ」

「「「「「お疲れ様でしたー!!」」」」」
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ