夏戦争 短編夢
□甘えたい
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『ごめんくださーい』
「あら愛理ちゃん。どうぞ上がって?」
私は池沢目当てで来たのだ。
ペコリとお辞儀をして池沢の部屋へ向かった。
コンコンコン
返事も聞かずにドアを開ける。
そこにはヘッドフォンを付けた色黒の男の娘が。(←ぉぃw
「ぁ、来た『池沢〜〜〜!!』
持ってきた荷物を投げ捨て抱きついた。
当の池沢は顔を真っ赤にしてジタバタしている。
「愛理、ぇ、ちょっと離れろ!」
おお、慌ててる慌ててる。
今、私は池沢の後ろから抱きついている状態だ。
『だって寂しかったんだもん』
愛理は抱きついた状態のままで前に置いてあるPCに手を伸ばした。
そして、キーボードをカタカタと打つ。
『まーた(OZ)やってんの?キングさん』
「いいだろ別に」
相変わらず無愛想だった。少しからかってやろうかな。