夏戦争 短編夢

□甘えたい
1ページ/3ページ

『ごめんくださーい』


「あら愛理ちゃん。どうぞ上がって?」


私は池沢目当てで来たのだ。
ペコリとお辞儀をして池沢の部屋へ向かった。

コンコンコン

返事も聞かずにドアを開ける。
そこにはヘッドフォンを付けた色黒の男の娘が。(←ぉぃw


「ぁ、来た『池沢〜〜〜!!』


持ってきた荷物を投げ捨て抱きついた。
当の池沢は顔を真っ赤にしてジタバタしている。


「愛理、ぇ、ちょっと離れろ!」


おお、慌ててる慌ててる。
今、私は池沢の後ろから抱きついている状態だ。


『だって寂しかったんだもん』


愛理は抱きついた状態のままで前に置いてあるPCに手を伸ばした。
そして、キーボードをカタカタと打つ。


『まーた(OZ)やってんの?キングさん』

「いいだろ別に」


相変わらず無愛想だった。少しからかってやろうかな。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ