Novels.

□束縛と嫉妬と独占欲。
2ページ/10ページ



バイトに行く直前、親にしばらくは友達と一緒に過ごすという電話をかけた。




親は特に否定もせずに、
「どうせ結衣ちゃん家でしょ?もうそのまま結衣ちゃんに面倒見てもらいなさい(笑)」




なんてことを言ってきた。





「……気楽だなぁ、お母さん」




まぁ、そのほうがボクとしても楽だ。





バイトの準備をしてボクは裕也と家を出た。





途中裕也は本屋に寄っていき、そこでボクらは別れた。







裕也が離れて少し息を吸う。








「ー…。」






何故か少し気が楽になった自分に苦笑する。






「……ボクはなんてバカなんだろう」




泣きたくなる感情を抑えて、



バイトに足を運んだ





.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ