永遠に
□子守唄
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天十郎「希」
眠そうに目を擦っていた希に向かって、両手を広げると不思議そうな顔をしながらも、近寄ってくる
希「どうしたんです?天」
天十郎「いーから、ほら、ぎゅー」
膝の上に横向きで座らせて、抱きしめる
天十郎「最近、眠れてねぇんだろ?」
希「・・・特に何かがあるわけではないんです、ただ、夢見が悪いだけで」
肩に回した手でぽんぽんと叩くと身体を預けてくる
希「て・・・ん」
天十郎「ん?」
希「起きても、傍にいて、くれますか?」
少しだけ、舌足らずな口調で呟いた希の手を自分のと絡める
天十郎「ああ」
嬉しそうに微笑んで、擦り寄ってきた身体を抱きしめる腕の力を強めた