永遠に

□貫く想い
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 希「戯言は済んだか?」

 雅貴「酷いなぁ、戯言だなんて」


 頬に触れようとした手を払う


 希「生憎だが、心の込められていない愛の言葉に舞い上がる程、可愛くはないんだ」


 着物の裾を翻して、身体を離すと声を上げて、笑いだした


 雅貴「流石と言うべきかな、俺のあれに落ちないなんて、希くらいだ」

 希「それはどうも」

 雅貴「例え、彼氏がいる子でも何かしらの反応をするのになぁ」


 ぶつぶつと呟いているはとこに溜息をつく


 希「それだけなら部屋に戻るから」

 雅貴「ねぇ、希」


 呼び止める声に渋々、振り返るとにやりとした笑みを浮かべていた


 雅貴「守丘は俺が貰うから」

 希「できるものなら」


 最悪の事態に心の中で舌打ちをして、自室に戻った
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