永遠に
□世界に1つだけの御伽噺
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昨夜、希は桜ばあ様が作った物語を聞かせてもらったと話した
天十郎「へぇ〜っ、さっすが、ばーちゃんだな」
希「それで、おばあさまみたいにじぶんたちでものがたりをつくったらどうかなって」
天十郎「いいじゃねぇか、おもしろそうだ」
その言葉に希はノートと鉛筆を用意して、俺は2人の近くに座り直した
希「まずはでてくるひとをきめるんだけど」
天十郎「そりゃあ、きまってんだろ、おれさまたちだ」
千聖「おれたちか?」
話の大筋は天が決めて、それを俺は纏め、補足する、そうやって作られていった物語を俺達の中で1番字が上手い希がノートに書いていく
天十郎「そんで、3にんはいつまでもなかよしでした、これがおわりだ」
千聖「なかよくすごしましたのほうがいいだろ」
希「そうだね、んっと、よし、かけた」
ノートに書かれた俺達が作った物語、何度も読み返して、何回も寝る前に話したそれを不思議と俺は今でも覚えている