永遠に
□好き?
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希「センスは変だし、突然、突拍子もない事を言い出すし、よく振り回されました」
その光景が簡単に思い浮かんで、思わず、苦笑を零す
希「昔からそうなんです」
懐かしむように瞳を細める
希「強がりで寂しがり屋で真っすぐで心配性で、全然、変わってないです」
瑞希「翼の事、好き?」
希「あたり前じゃないですか」
口角を上げた笑みはここにいない偉そうな男にとてもよく似ていた
希「翼さんはどんな俺でも愛してくれた、だから、俺もどんな翼さんでも愛しますよ」
悟郎「・・・ナルナルが聞いたら怒りそうだね」
希「天十郎様には内緒にして下さいね」
人差し指を唇に添えて、微笑みながら、小さく首を傾げた可愛い生徒に笑って頷いた