Es liebt die ganze Zeit
□専科2年
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夜が明けて、朝になった頃、慌ただしい足音が響いて、勢いよくドアが開いた
柚香「先輩?」
七海「柚香、どうして、ここに」
微かに青褪めた顔に不安が広がった
柚香「何かあったんですか?」
七海「私は何も知らないんだ、任務が終わって、すぐ、ここに来たから、泉水兄は?」
柚香「昨夜、用事ができたからって、すぐ戻るって言って」
七海「そっか」
携帯で操作をした後、私に笑いかける
七海「一兄に何かわかったら教えてくれるように連絡した、とりあえず、何か飲むか」
柚香「先輩」
くしゃって暖かい手で優しく髪を撫でる
七海「大丈夫、戻るって言ってたんだろ?なら、帰ってくるよ」
柚香「そうですね」
自分も不安なのに、私を安心させるように振る舞う先輩に笑いかけた