Es liebt die ganze Zeit
□専科2年
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不意に首筋を何かが滑るような感触がして、慌てて、落とさないように掴んだのは泉水兄のアリスストーンがついたネックレスだった
七海「泉水兄?」
ネックレスのチェーンは定期的に換えているから古いって事はないし、切れるような事があったわけでもない
七海「何かあった?」
こみ上げてくる胸騒ぎと不安を振り切るように頭を横に振る
七海「早く終わらせて帰ろう」
そして、泉水兄の所に行くんだ、夜中だろうが構わない、無事な姿を確認して、何でもなかったんだって私の早とちりだったんだって笑おう
七海「(笑えるよね?泉水兄)」
ただ、ひたすらに祈るように願ったそれが叶えられる事はなかった