Es liebt die ganze Zeit

□高等部3年
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 七海「馨先輩、脅しすぎですよ」

 柚香「先輩」


 若干、涙目になっている柚香を宥めるように頭を撫でる


 馨「遅かったやないか、年下の彼氏とイチャイチャしてたん?」

 七海「してません」


 にやにやとした笑みを浮かべながら、からかってくる馨先輩から視線を逸らして、柚香と向き合う


 七海「なぁ、柚香、今まで、泉水兄が守ってくれてたの、わかってるよな?」

 柚香「・・・はぃ」

 七海「泉水兄1人の力じゃ守るのも限界がある、そうなった時、何の抵抗もできずに初校長の下に行く気?」


 不安げに私を見上げる瞳を真っすぐに見つめる


 七海「嫌なら力をつけろ、悪足掻きでもいい、抵抗できるだけの力を」


 揺れていた瞳に宿った強い意志を確認して、立ち上がる


 七海「(これでとりあえずは大丈夫かな)」


 いつまで抵抗できるかわからないけど、暫くの間は平気だろう

 心配そうにしていた泉水兄と鳴海くんの姿が脳裏に浮かんで、口元が緩んだ
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