Es liebt die ganze Zeit

□高等部3年
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 七海「岬」

 岬「先輩」


 作業の手を止めて立ち上がった岬に近づいた時、ある違和感を覚えた


 七海「あれ?背、伸びた?」

 岬「そうですね」


 数日ぶりに会った彼の目線が同じ位になっている


 七海「(男の子って急激に伸びるよなぁ、そういえば、野田もそうだったっけ)」


 昔の事を思い出していると、不意に手が伸びてきて、髪に触れた


 七海「な」

 岬「動かないで下さい、髪に糸くずが」


 縮んだ距離に息が止まりそうになる
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