Es liebt die ganze Zeit

□高等部1年
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 志貴「確かに、ここは居心地がいいな」

 岬「ぁ、ぁりがとぅ、ござぃます」


 緊張している様子の岬を抱き寄せると身体の力が抜けたのが伝わってきた


 七海「志貴は無表情だからおっかないんだよ」

 志貴「そうか?」

 野田「何を考えているのか、わかりづらいとは思いますね」


 考え込む志貴を微笑ましそうに見守る野田、志貴はあまり人付き合いも上手くないから、出会った頃の私と重なる部分があるんだろう


 岬「先輩の友達って面白い人達ですね」

 七海「だろ?」


 私を見上げて笑う岬の頭を撫でた時、視界の端に金色のものが映った気がした


 七海「(今の)」

 野田「七海さん?」

 志貴「どうかしたのか?」

 七海「いや、何でもない」


 緩く頭を振って、岬を抱きしめる力を強めた
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