永遠に

□貫く想い
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 希「皆様に比べると私はまだまだ未熟で頼りないと感じられるかもしれませんが、守丘を継ぐ者として、一層、精進して参りますので

   どうか、私の考えにご理解を示して頂き、今後ともご指導、ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます」


 深く、頭を下げると渋々だが、頷く気配を感じた

 俺が天の恋人になる事に成宮よりも不破よりも非難の色を示したのは親戚連中だった


 希「(やっぱりか)」


 誰にも気づかれないように小さく、溜息をついた


 希「(元々、俺が継ぐ事からしてよく思ってない人もいるしな)」


 成宮の護衛も兼ねる従者に女は相応しくないと俺を正式に跡継ぎに定めた後も議論があった位だ

 非難される事なんて想定内だ


 希「(文句を言われるだけならまだいい、問題は)」


 最悪の事態が頭に浮かんで、思わず、また溜息をついた
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