短編集
□ある日の電車
1ページ/3ページ
〜黒子side〜
「んっ…あぁっ、やめて、ください。」
それはある日の電車の中の話だった。いつも通り帝光中学校に通おうとしていた。しかし普段とは違ったことがあった。それは不自然にお尻に当たる手の感触。始めはまぁいいか…とほっておいたがそれが仇となったのだろう。痴漢行為はヒートアップしていった。今ではズボンも下着も脱がされ、直で自分自身を触られている。
(あと、5駅…!)
その時、聞き慣れた声がした。
「何やってるんスか。」
それは…同じ帝光中学校に通う、チームメイトの黄瀬涼太くんだった。