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□夏空ゼリー
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「へぇ、こんな時期にこんなキレイなリンゴは珍しいな」

感心したようにユーリがいえば
「だろっ!」と何故だかルークが
胸を張っていた

それに「あぁ、そうだな」と頭を撫でてやる

「そういや、朝飯食ったか?
簡単にパンケーキくらいならだせるぜ」
気づけば時刻は午前6時半になろうとしていた
今日はいつもより早く来ていたし
朝食はまだだろう

そう思い提案したユーリにルークは
一瞬嬉しそうに目を開いたが
すぐに残念そうな表情をした
しゅんっと垂れ下がった耳が見えそうだ

「すっげぇ食いたいけど今日朝練あるから…
あーあユーリのパンケーキ旨いのに」

ルークは高校で剣道部に所属しており
期待の新人とまで呼ばれるほどの腕前なのだ
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