BL
□二日目♂
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「はい…??」
俺は固まって冬弥先輩を見つめた。
「ほら、乳首触ってくる奴とかの為にさ…」
「いやいやいや!!!ここは普通のホストクラブですよね!?」
「そうだけど…?」
「あり得ないですって!!お客様は女性じゃないですか!!?」
俺は今までにないくらいの形相で先輩に言う。
いや、言わなければならない。
昨日のような恥辱を晒してはならないから…!!
(そ…それに、先輩にち…乳首攻めなんてっ…!!)
「お前なぁ…物好きな奴は男でも来るんだぞ。
来た場合は性別関係なく接客しなくちゃなんねぇんだぞ」
冬弥先輩はいつになく真面目な顔で言った。
(何か…真剣な先輩カッコイイ…)
俺は思わず見とれて、フワフワした気分になっていた。
そう…体全体が浮いてるようにフワフワ…フワフワ…?
…フワフワ?
「えぇっ!!?」
俺は気付けば先輩にお姫様抱っこと言うものをされていた。
恐るべしホストクオリティ……。
「お、下ろしてくださいよ!!」
足掻くが、先輩はものともせずにベッドの上に俺をおろした。
「おしゃべりは終わりだ…」
そう言ってネクタイを緩める先輩が官能的過ぎて、俺は何も言えなくなってしまった。
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