BL
□一日目
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「さて、次はと…」
店長はリストを見て、何かを確認している。
「要君、セックスの経験は?」
「はい?」
「よく外出営業でお客様とセックスする場合があるんです」
「はぁ…」
「ですから、慣れていないと出来ないでしょう」
俺は固まってしまっていた。
何たって俺は、自分でも言うのが恥ずかしいが…その、ど…童貞である。
男としてこれはいささかどうであろうか。
「それで?セックスは?」
「あ…ありません」
「おや…純粋そうだなとは思いましたが、本当に経験がなかったとは…」
店長の言葉に俺の頬は羞恥で赤く染まっていた。
「しかし困りましたねぇ…お客様を相手するのにテクがなくては…」
店長は考え込むかのように眉をしかめた。
「こうしましょう。今から私が教えます」
「はい?」
「大丈夫です、痛くはしませんよ」
そう言うと、店長は俺をソファーに押し倒していた。何という速さ。
「嫌ですよっ…」
「ダメです。大人しくしていて下さい」
店長は俺の手を頭の上で1つにまとめた。
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