BL
□会長と愉快な仲間たち
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僕、刹那です。
僕は今日も雨宮君に抱きつかれています。
「雨宮君、離れて下さい」
「やーっ♪だぁって会長柔らかいし、いい臭いするし…あ、勃ちそう…」
雨宮君はそう言って僕の腰にそれを擦り――――つける前に吹っ飛びました。
「汚いものを会長に押し付けないでくれる?次やったら切断するから」
あぁ霧島君。いつも僕を助けてくれる霧島君。なんて心強い。
「いってー…霧島、年下のクセに生意気!なぁ、流伊っ!!」
「いや〜、今のは雨宮が全面的に悪いよ?……てか次やったら×××して××××してやんから…」
や…優しい雲仙君の口からとてつもなく、恐ろしい言葉が聞こえたような…。
気のせいだと言う事にしましょう。
「あの〜…会長…」
「はい」
話しかけてきたのは、もう1人の副会長、晴田 光太君です。
皆さん、生徒会役員は僕たちだけじゃありませんよ。
「雨宮さんがやらない分は…」
「僕がやります。晴田君、お疲れ様です」
そういうと、晴田君はにぱっと笑い帰って行きました。
「会長会長会長ーっ」
来ましたね。
僕を連呼して呼ぶのは、書記の嵐山 激君です。
雨宮君に続いて騒がしいです。
「霧島がなーっ、全部書類やってくれたー!!」
「…君もやって下さい…」
一応この子は霧島君よりも天才なんです。…いつも猫耳カチューシャしてますが。
「大変だね、刹那」
そう言って僕の頭を撫でたのは、幼馴染みの庶務の風間 翔馬君です。
「まぁ…」
僕が曖昧な返事を返すと、翔馬君はクスリと笑って僕の額にキスをしました。
「なっ…」
「頑張ってるご褒美♪じゃあね」
そう言うと、颯爽と立ち去ってしまいました。
僕は、この個性的なメンバーでやっていけるのでしょうか…。
end
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