BL
□アシスタント、始めました。♂
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「て事で、千歳君には明日からアシスタントをやって貰う」
はーい俺、千歳 水輝!漫画家目指してますっ!!
23歳が夢を持ちすぎ?黙っとけ!!
で、俺は今自分の担当編集者、後藤さんに(漫画家になるならまずはアシスタント)と言われていた所だ!!
なんと俺の返事も聞かずに決めてやがったぜ、このおっs…ゴホゴホッ!
「明日は俺もついてくから。待ち合わせ場所は―――」
もうどうにでもなれ!!!
***
次の日、俺と後藤さんはマンションの前にいた。
「後藤さーん、このマンションいくらするんでしょうね??」
そう、そのマンションは嫌味なくらいデカかった。
「人気漫画家になれば、このくらい普通だよ」
「え…俺が行く人って、超売れてるんですか!?すげーっ俺すげーっ」
「……君は凄くないだろ」
後藤さんが呆れたように言ったら、エレベーターは目的の階に止まった。
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