BL

□霧×雪♂
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(バカらしい…ていうか、女々しい)

霧島は屋上にいた。
最近、刹那の事になると敏感な気がしていた。
さっきの雨宮の事もそうだ。刹那が雨宮を拒まないという事は、受け入れてるととれる。
もしかしたら、二人がもうそういう関係だったら…。
そう考えるだけでイライラしていたのだ。

「はぁ…」

溜め息を吐いたら、何故だか冷静になってきた。
すると、屋上のドアが遠慮がちに開いた。

「会長…?」

「あの…霧島君」

霧島は、刹那の無表情の中に心配を見てとれた。

「何?僕は平気だけど。弱ってるとでも思った?」

(あ…また…)

またである。刺々しくいうつもりはないが、自然と刺々しい言い方になってしまった。

「そうですか、なら…良かったです」

刹那は気にした様子もなく返してくれた。

「ねぇ…」

「はい?」

「会長は誰が好きなの?」








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