BL

□会長!!
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私立青空学園高等部。

僕はそこの生徒会長、花雪 刹那と言います。三年生です。
僕は今、とても困っているのです。
それは――――…。

「かーいちょう!!」

「離れて下さい、雨宮君」

僕に抱きついてきたのは、雨宮君…副会長の雨宮 海君です。三年生です。何かと抱きついてきます。
いかにも女の子が好きそうなルックスをしています。甘い声で囁かれると――ッハ、何でもありません。

「つれない事言わないでよ、会長〜」

ほっぺをふにふにとしてくる行為に若干イラッとしていると、またしても厄介な声が聞こえました。

「ちょっと、会長さんが困ってるでしょ。離れなよ、バカ」

そう言って雨宮君の手を掴んだのは、霧島君でした。
書記の霧島 静志郎君、二年生です。アホ毛が生えているのに頭がいいです。
冷たいように思えますが、実際はいい人です。

「ありがとうございます、霧島君」

「別に。ただ雨宮さんが鬱陶しかっただけだし」

そう言って、机に戻ってしまいました。
すると…。

「会長、今月の予算案なのですが…」

話しかけてきたのは、三年生の雲仙 流伊君です。とても優しい方ですが、時々黒いオーラが見えます。

「あ、はい」

これでお分かりですね。僕の悩みは。
生徒会の主力の面々が個性的という事ですね。





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